ロクテンLで鯰!?

季節が進み秋本番となりつつあるこちら京都!
秋が季節の中で1番好きな渡辺です。

今回は、お預かりしているプロトロッド「BC4 6.10L」のライトクラスでのバーサタイル性能を、
「鯰」のTOPゲームで試してみました。

今回使用するルアーは東京は町田にあるBLCCの代表黒沢さんがハンドメイドで作られている
名作ルアー「とんぼ」

鯰

このルアーの特徴はスティック状の浮力体のボディ!
そして左右に伸びる「羽」
これに隠されたギミックが凄いんです!

リトリーブすると羽が水を受け流し
進む際に微波動、波紋が発生。
「ピロピロピロ~♬」静かなサウンドを奏でつつ
ボディ―が左右に僅かに動きながら
静かに魚にアッピールさせる。

まさにとんぼが水面に落ちてもがいているかのような動きを再現!
それがスレ場やナーバスな魚にも効果覿面という
魚達からはたまらない「とんぼ」。

鯰

このルアーは少し軽目でいて、あまり太いラインでは
動きを損ない、飛距離も出ない為、
用意したのが1号に短めのリーダー20lb。
ラインやリールもある程度軽めのモノに適したモデルを使用。

鯰

ロクテンLのしなやかなブランクは、こうした軽量ルアーに対しても
テイクバック時に綺麗に曲がり
ルアーを狙いのストライクゾーンへ低弾道で届けることも可能!

キャスト後のルアー操作においても、しなやかなロッドティップは小技にも長け
「繊細なアクション」をも得意とし、こういった軽目のルアー操作にも◎

朝一に出向いた河川では、ナイトパターンで流心に出ていた鯰が残っていることもあり、
そうした個体をエリアを荒らさないように静かに仕掛け、獲っていくことを意識!

間合いや存在感を消しつつ、気付かれる前に仕掛けていくアサシン的釣法で
ルアーのみをアピールさせて気付かせて釣る鯰釣りもありますが、
「そういったものでも食わない」
そんなタフな鯰達に向けて、こういったルアーを「意志通り」に操作できるタックルの存在は、大きなアドバンテージになります。

鯰

下手から攻めることで、流心に鎮座する鯰達に警戒心を与えないように1尾ずつ狙っていくと、
「微波動」に耐えかねた鯰達が次々にバイト!
掛けるとそのまま下流側にコントロール。
「この後攻める上流側へは行かせないように。」
「無駄なプレッシャーは極力かけないように。」
コントロールし下流でランディングして次へ進む。

このセッティングはあくまでも、足場の良い開けたエリアでのセッティングな為、
高所やブッシュ等激しいストラクチャーがある際は、さらに強靭なセッティングにします。

使用ルアーの性能が活きる美味しいところを使うために、
ルアーウエイトや形状、ラインは元よりロッドやリールとのバランスが一番重要とも言えます。
今回はロクテンが良い仕事をしてくれ、ライトウエイトルアーの操作感を損なうことなく、弾かず絡め取るティップ。
暴れにも上手く追従しヘラ竿の如くいなせるベリー。
バットを起こして引き寄せるパワー。

鯰

程良い張りも持ち合わせている為、
ミノーや小型TOP、中型クラスのプラグだけでなく、
ワーミングまでもこなせるライトバーサタイルロッド

「BC4 6.10L」

こいつが完成した時は、きっと皆様方に喜ばれる1本となりそうですね。

今後もFishmanの強力なスタッフ陣が色々と釣り上げていくであろうこのロッド。
各々の釣り物からの使用感や感想、更には改善点等を色々と煮詰め、
1つのモノを作る過程を皆さんと楽しみながら、
6.10Lが世に送り出されていくのを、楽しみにしております。

鯰

【タックルデータ】
ロッド:BC4 6.10Lプロト(Fishman)
リール:ジリオンSVTW(DAIWA)
ライン:ピットブル41号(SHIMANO)
リーダー:20LBナイロンリーダー
ルアー:トンボルアー(BLCC)
フィールド:京都府
魚種:鯰
アングラー:渡辺明弘

関連ページ

プロトロッド関連記事はこちら
BC4 6.10L関連記事はこちら