愛竿をより大切に フェルールワックスの重要性

弊社に届いた修理品や、周りの釣り人の方々のロッドを見ると、まだまだ浸透していないなと感じる事の多いフェルールワックス。
これ、意外に重要な物だったりします。

暑いもしくは寒い車内でロッドを長期間、継ぎっぱなしにしている方いらっしゃいませんか?
これをフェルールワックスを使わずに放置しておくと、カーボンの繊維が温度で膨張、収縮しジョイントが抜けなくなくなってしまう事があります。
そうなると、ロッドを破損させてしまう原因になる事も!
外したい時にきちんと外せるようにしておく為にも、フェルールワックスはぜひ活用して下さい。

使い方は簡単!
ジョイント部分にサラッと全体に塗布するだけでOK。
フェルールワックス
使用中のジョイントの緩みの緩和、抜けの防止、フェルールの摩耗を防ぐ効果もあるのでロッドの寿命を延ばすことにもつながります。

塗り方は人それぞれありますが、Fishmanスタッフの一例をご紹介します。

①ロッドに継いで広げるやり方
・ジョイント部分に一筋、縦にワックスを塗る。
・そのままロッドを気持ち軽めに繋いで、塗ったワックスを継ぎの全周に広げるイメージでぐるっと、凸側のジョイントを一周させる。
・1度抜いて、はみ出しなど余分なフェルールワックスを拭き取る。

②指で全体に広げるやり方
・ジョイント部分に軽く塗り、指で全体に広げる。
・1度ロッドに繋いで外し、はみ出しなど余分なフェルールワックスを拭き取る。

基本はどちらも”薄く”塗ってあげること!
量が多いとロッドが抜けなくなったり、継ぎがズレやすくなったりすることもあるのでご注意ください。

大切な愛竿を長く愛用する為にも、一手間かけてあげてくださいね。