カエルの声が聞こえたならば、投げねばならぬ「ノイジープラグ」

春が進み、日本一稲作の作付けが早い地域の地元、そこかしこの田んぼは新緑です。

日差しも暖かく、水温もぬくぬくしています。

そんな夕方、暗くなると辺り一面、ゲコゲコ、ゲロゲロ~♪とカエルの合唱が始まります。この鳴き声を聞いたら、ゴーテンLHとジッターバグを持ち出さなきゃ…と言う気分になっちゃうのです。

今時珍しい未護岸の用水路。茂みと河畔林を抜け、足音を立てぬよう、土と砂の河原を摺り足で進む。水際、水深は20cmも無いかな?

夜明かりを生かしてよーく水面を観ていると、ウネウネ…と、何やらでっかい生命感。耳を澄ませば、あちこちでボシュッ!ゴボッ!と空気ごと餌を吸い込む、あの捕食音。

音や振動に過剰に敏感なあいつらに、アングラーの動作を悟られないよう、慎重に慎重に、小さくロッドを振り、水面にポチョーン…とトップウォータープラグを落とす。

夜光カラーで視認性が良いそれをじっと見ていると、あちこちからさっきのウネウネが接近してくる。

そこでカポカポ~、と、少し音を立ててやれば、我先!とばかりに複数のウネウネが、一気にルアーを奪い合う!

けど、これがまた掛からない、だから楽しい!

何度も何度もボコスカ出まくった末、シングル一本針のルアーをやっと食い込んだそれは、猛烈なグネリと、流れに乗ったダッシュで、ゴーテンLHをバットからひん曲げてくれるのです。

そう、あのウネウネはでっけえナマズ!春から初夏まで楽しい奴。

今季の初モノはご覧の通りのデカナマでした。やっぱこいつは3PのゴーテンLHが一番楽しめる!

この日は10匹キャッチでストップフィッシング、でかいのも小さいのもみんなお腹ブリブリ、用水路の怪魚と言わんばかりのコンディションでした。

おっとそうそう、ナマズをブツモチするならグローブはせず、指にテープ巻いとくと良いです。

細かく鋭い歯を持っているので、素手で掴むと親指ボロボロになりますし、濡れた素手ならナマズのぬるぬるボディを痛めません。

【タックルデータ】
ロッド:BRIST 5.10LH(Fishman)
リール : カルカッタ101(シマノ)
ライン:オシアジガーMXPE 3号(シマノ)
リーダー:船ハリス8号(DUEL)
ルアー:ジッターバグジョイント(フレッドアーボガスト)
フィールド:新潟県
魚種:ナマズ
アングラー:西村均

BRIST 5.10LH


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