【釣具屋スタッフ直伝】楽しみ方はイロイロ!これから始める「エリアトラウトのすゝめ」

こんにちは!神奈川の引本です!

突然ですが「エリアトラウト」ってやった事ありますか?

家族でワイワイ楽しむも良し、ルアーフィッシングに慣れる為に行くのも良し、誰よりも1匹でも多く釣る為に探求するのも良し。スキルに応じて様々な楽しみ方があり、数ある釣りの中でも比較的入りやすいジャンルでもあります。

そこで、やってみたいけど始め方がわからない…という方に、エリアトラウトの始め方をご紹介したいと思います!

【エリアトラウト】とは

ニジマスやブラウントラウト、場所によってはイトウまで放流されている「管理釣り場」で釣りをするジャンルの釣りのことをいいます。大会なども催されていて”極めがい”のあるジャンルとしても人気の高い釣りです。

私は釣具屋の店員をしており、お客様から「何歳から釣りを始めたの?」と聞かれることがあるんですが、実は私が釣りを始めたのは5歳で、初めての釣りが「エリアトラウト」。父の影響だったんですが、毎年のように家族でエリアトラウトに行って写真を撮ったり、帰ってきて釣ったニジマスを塩焼きにしたりムニエルにしたり、楽しい思い出です。

基本的には通年楽しめる釣りですが、場所によっては池の水を抜く時期があったりするので釣りに行かれる際は事前に確認が必要です。また、料金は時間で設定されている所が多く、1時間~3時間刻みになっている所もあります。大体1日券を含んで3000~6000円前後ぐらいの所が多いです。

レンタルタックルのあるフィールドもありますが、使用するにはレンタル料がかかります。自分の道具でやりたい!という方は、お近くの釣具屋さんで「エリアトラウトのタックルについて教えてください」と聞くのが1番。最初に予算を伝えておくと間違いない道具を揃えてくれるでしょう。

エリアトラウトを楽しむ上でもっとも重要なのはルールを守ること。竿の長さの指定、カエシの無いシングルフックの使用、ワームやエサの禁止など、その場所毎にレギュレーション(ルール)が設定されていて、予め問い合わせたり下調べが必要です。ルールを守らないと、他の釣り人や管理人さんに迷惑を掛けてしまうので絶対に守りましょう!

フィールドに着いてまずやること

まずはお伝えしているように、受付(遊漁券の購入など)が必要です。それも無事に済めば…次にする事は「場所決め」。実はこの「場所決め」が重要なポイント。その日の釣果の5割ぐらい影響することもあります。

どこが釣れるのか管理人さんに質問してみるのもアリですが、まずここは間違いないという場所は、管理釣り場ならではの「水が出ている所」です。ポンド(池)型の管理釣り場は、水を循環するために水が常時出ている場所が必ずあるんですね。その周辺には”流れ”が生まれるので、魚達が居着きやすい状態である事が多い。つまり魚が濃い良いポイントな訳です。水が出ている所が空いていたら、まずそこを狙ってみる事をおすすめします。

どんなルアーが必要なのか

エリアトラウトでよく使われるルアーは大きく分けて「スプーン」と「クランク」に分かれます。

スプーンは大きい4~5gのモノが投げやすく、アタリも分かりやすいです。カラーは地味なエンジ色、茶色系、蛍光色、金系がオーソドックス。ベースは地味なカラーで、水が濁っていれば蛍光色、魚が放流されて活性が高い時は金系といった感じのローテーションがセオリー。いっぱい持っていると、いろいろと反応を見れるので有利です!

一方のクランクは魚のレンジに合わせて使用します。サスペンド、シンキング、フローティングタイプなどあり、深く潜る物あれば、あまり潜らないモノも。まずは自分が使いやすいルアーや、これで釣ってみたい!そんなルアーから始めると良いと思います。

私は他にボトム用のバイブレーションや、クリアカラーのポッパーをよく使います。ポッパーを使う理由は…楽しいからです笑

1匹でも多く釣るコツ

さぁ、いよいよ実釣。1つ目のポイントは何を投げるのか…と言うこと。

目安は先程書いた通りなんですが、結論から言うとなんでも良いです。1匹でも多く釣るコツは、その場所の特長やパターンを見つける事が1番なので、まずはイロイロ投げて試してみてください。いろいろ試していく中で、今日はカケアガリに魚が着いている…といった場所の特長や、散った桜の花びらに魚が反応しているので薄ピンクのルアーに…など、その日のパターンが掴めていきます。

もう1つ、エリアトラウトは1つの池を囲むように大勢の釣り人がルアーを投げます。まずは投げる前に周りを見てキャストする事が重要。そしてラインが隣の人のラインと重なってしまうこともあるんですが…まずは謝ることが大事。ちゃんとお互い釣りができるまでしっかりとトラブルを解消しましょう。気持ちよく釣りをすれば、大きなモチベーションとなり1匹でも多く魚に出会えるはずです。

慣れてきたらベイトタックルという選択肢も

正直な事をいうと圧倒的にスピニングロッドの方が初心者にはオススメです。エリアトラウトでは軽い1g未満のルアーから5g程度まで、様々なルアーを投げるのでベイトタックルだと少しコツが必要になります。では、なぜ私がベイトロッドを使うのか。それは「釣り本来の楽しみが増える」からに他なりません。

ベイトタックルは軽いルアーであれば意識してキャストしないと飛ばないし、バックラッシュも起こります。バックラッシュを避けるならスピニングロッドを使えばいいのですが、ベイトロッドで投げ続けると投げられなかったルアーが投げれるようになっていきます。つまり上達の実感できるし、投げること自体が面白くなってきます。

投げる時から釣りはスタートしている、と私は考えているので「投げて楽しい・魚が釣れて嬉しい・魚を食べて美味しい」を叶えてくれるベイトタックルはエリアトラウトをより楽しくする1つの方法だと考えています!

最初の1本にオススメのベイトロッド

「そこまで言うならベイトタックルで挑戦してみようか」と思ってくださった方に、まずオススメしたいロッドが「Beams blancsierra5.2UL」。

このロッドの特長は遠投性能とピン撃ち性能。そして、ティップはしなやかなのにバットはしっかりしているという点。

池の真ん中まで届けばもっと釣れるのにという状況では遠投性能が必要になりますし、ここにピンポイントで通せば!という時にはピン撃ち性能が必要です!また、しなやかさはバイトを弾きにくい、軽いルアーが投げやすいというメリットがあり、バットが強いことで大物が掛かっても安心してファイトすることができます。

さらにエリアトラウトでトラウトにハマり、渓流にも行ってみようか…という方は、このロッドは元々渓流ロッドなのでそのまま使用することができます。合わせるリールはベイトフィネス用のリールをご使用いただければOK。ラインは場所にもよりますが、私はPEの0.4号にリーダー4lbというセッティングです。

ぜひエリアトラウトを!

エリアトラウトは最初の1歩として、また極めることもできるジャンル。幼少期に釣れる楽しみを教えてくれた釣りでもあるので、皆様もぜひ楽しんでいただければと思います。ここまで長々と読んで頂いてありがとうございました!

 

Beams blancsierra5.2UL


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