BRIST 103XH protoでなかなかいいサイズのブリ

こんにちは、Fishmanテスターの上宮です。
なかなかいいサイズのブリが捕れました!
116cm 13kg !
もちろんロッドはBRIST 103XH proto 。
そして、わたしは磯に浸りきっております。
実は狙いの青物がわたしのフィールドからは抜けてしまい、一日投げてチェイスの一つもありませんが、それでも毎日磯に立ちダイペンを投げ続けているのは、以下の思いがあるからです。

現在開発中のこのモデルはXHの名が示す通りかなりヘビーな作りとしております。
キャストウエイトはMAX 120g前後にする予定ではありますが、Fishmanのことですから多少オーバーウエイトでも使っていただけるようにしたいと思っています。
ただ、本土の近海大型青物をターゲットに据えておりますので、投げれる上限の設定よりも、どのくらいのサイズが捕れる竿にするのか?を現在模索中なんですが、前述のブリなどは、はっきり言って全くドラグを出さずに捕れてしまいますが、もう少し欲張って、鹿児島近海から狙える大型のカンパチとも渡り合える竿にしたいなと。
全国的に言えば、大型のヒラマサがど真中のターゲットになると思います。
実は先日、推定10kgオーバーのカンパチに苦汁を舐めております。
まぁ、場所次第腕次第と言ってしまえばそれまでなんですが、やりこんでいる磯の手練れ達が「コイツなら大丈夫!」とか「コイツで捕りたい!」と思ってもらえる竿にしなければならないと思っています。
それはもちろん、他のFishmanロッドにも共通した信念です。

現在のところ、磯のエキスパート達から見れば「これで大丈夫か?」と思われる華奢な部分があると言わざるを得ません。。
またそれは裏を返すと、条件を選ばない投げ易さに繋がっているのも事実です。
あちこちの試投会で、体力にそれほど自信の無い方でも至って普通にキャスト出来てしまうので驚かれたと言う方も多数。
その投げ易さを残しつつ、モンスターを捩じ伏せるパワーを同居できるのか?が現在最大の難関です。
捩じ伏せると言うからには、巨魚の突進を受けながらもしっかり竿を起こしてプレッシャーを与えられなければなりません。
楽に投げれてパワーのある竿、つまりフレンドリーでパワフル…
まさに矛盾と言えそうなそれらを1本に纏める事は可能なのか?

先日、札幌のFishmanオフィスから連絡があり、新しいプロトがファクトリーから届いたとの事でした。
赤塚代表のアイデアとファクトリーが持つ最新のテクノロジーの融合体です。
赤塚氏の言葉をそのまま伝えれば、「うーん、もう一丁神風を吹かさなきゃならない」、そして「新しい素材が必要だ」と。
『フレンドリーでパワフル』に向けたブレイクスルーにFishmanは挑みます。
わたしも、次の一投に今必要なものを見つけるためにひたすら投げ続けます。

Kagoshima Japan
Japanese amberjac
Rod:BRIST 103 XH
Angler:Noriyuki Kanmiya