鱸釣師の自分にとっては一年で最も睡眠不足になる季節

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Fishmanテスターの上宮です。
いよいよ秋も深まってまいりました!
鱸釣師の自分にとっては一年で最も睡眠不足になる季節です。
だって釣れるもん!
しかも産卵を控えたデッカイ鱸がデッカイルアーで比較的狙いやすい季節です。
デッカイルアーでデッカイ鱸となると、ベイトタックルが最も得意とする状況ですよね!
秋は特にベイトタックル入門に最適な季節なんじゃないかと思います。

そこに注目された方々も多いのでしょうか?わたしのところにもベイトタックルに関する質問のメッセージを多数いただきます。
特に多いのが「ラインは何号がいいの?」ですが、これは以前書いた事がありましたね。
2号~3.5号が良いと思います。
それより細いと高切れのリスクが高まります。
それより太いとリールのラインキャパ的に厳しいと思います。

もう1つわたし的に注目した質問「リーダーの長さはどのぐらいがいいの?」
わたしの場合は、なるべくリーダーを長くしたいところなので、約2mとります。
スピニングでの鱸釣りに慣れた方からすると、非常に長く感じるのではないでしょうか?
スピニングタックルの場合ではだいたい1mぐらいのもんですからね。
スピニングの場合は、ガイドへの絡みを嫌い、ノット部をガイドの外に、つまり、リーダーを竿先より先に出してキャストするのが一般的です。
スピニングリールのラインはスプールからパラパラとコイル状に放出される事や、ガイドとノット部の干渉によりガイド間でラインが浮き上がり、ガイド絡みが発生します。
そのリスクを回避するためリーダーを全て出した状態でキャストする のです。

対してベイトはどうか?
わたしの経験上ではキャスト時、リーダーと本線をFGノットで結束する限りにおいては、ノット部をガイド内に入れても絡み等のトラブルが発生したことは皆無です!
これは、Fishmanがノット抜けのいいガイド設定としている事はもちろんですが、根本的にベイトタックルがガイド間で糸フケが発生し難い特性だからだと思います。

じゃあ、リーダーを長くするメリットは何か?
それはバックラッシュ時に恩恵を実感する事大なのですが、リーダーのショック吸収により高切れしにくくなります!
ナイロンはもちろん、フロロでも、意外に伸びてくれますから、バックラッシュによりストップされたルアーのエネルギーを長いリーダーが吸収してくれるのです。
それはつまり、魚を掛けた後にショックアブゾーバーの役目を果たし、バレ難さにも貢献しますよね!

ただ、デメリットも存在しますね。
太いリーダーを使用すると、水の抵抗を大きく受けてしまう事で、水面に浮かべたラインのスラッグが大きくなり過ぎます。
ラインメンディングの技術が求められるのは言うまでもありませんが、ラインスラッグを生かしたドリフトをマスターしてしまえば、デメリットではなくなってしまうのですが…
その点はまたいつか書きましょう!

太糸でも飛距離が落ちないベイトタックルですが、長めのリーダーセッティングをプラスすると、また違った戦略が生まれるかも?

秋のビッグフィッシュ対策にぜひ生かしてください!

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Kagoshima Japan
Rod :Beams 78M proto
Angler :Noriyuki kanmiya