待ちに待った渓流解禁。そしてニューロッドについて

3月

昨年9月末日をもって禁漁となったトラウトフィッシングが、今年も遂に解禁、開幕となりました。

このオフシーズン、来年はどんなタックルを使おうか、どんなフィールドへ行こうか、そんな事を妄想しながら長い冬を乗り越えました。

今年の豪雪の冬、それはアングラーだけでなく、魚にとっても厳しい環境だったのではないでしょうか。数mは積もった雪が解け、その雪代がだくだくと流れ、濁り、増水と難しいシチュエーションです。

けれど、それがまた楽しみの一つでもありまして、冷水に浸かり、今年の初春トラウトに逢いに行くのに毎回ワクワクが止まりません。

そして今季、渓流ベイトロッドのブランシエラに新たな番手「48UL」がデビューします。

歴代ブランシエラと言えば、初めての渓流ベイトへのチャレンジでも素晴らしく投げやすく曲げやすく造られた52UL、小渓流や源流域を想定しつつ、短距離ピンポイントでのルアー操作性を重視した張り、そして見た目のシブさにまで拘った39ULリミテッド。

…そして今年のニューモデル、48ULへと進化したのです。

渓流と言えばピン撃ち。

狙ったポイントに吸い込まれたルアーをアクションさせ、それにチェイスしてくるトラウト、しかも丸見え!と言う興奮のシチュエーション。ですが、実はこの「魚を引っ張ってしまう」と言うのが釣果を落とす原因でもあるのです。

足元までチェイスした魚と、目と目が合ってこんにちは!そしてさようなら! こんな経験、沢山あると思うのです。

もし、撃ち込んだピンからの短距離、魚の付いているその場所で、精密にルアーをコントロール出来たら…? 魚を引っ張らずに、その場でバイトさせられたら…? きっと喰わせ切れなかった魚も捕れるはず。

48ULが手に入れた性能は正にそれ。シャキーン!と張りを持たせたブランクスは、細かなトゥイッチ、シェイクでも、ダワダワと動きすぎる事が無く、数cm単位での停め、跳ね、払いが容易となりました。

また、張りをかなり持たせた事で、4.8ftとは思えぬ飛距離も稼ぐ事になり、魚にアングラーの気配を悟らせない距離感での釣りも可能になったのです。

勿論、そんなにシャキシャキに感じるブランクスでも、ちゃんとキャスト、ファイトで曲がる、曲げられるのがFishmanロッド。ピン撃ちなんて当たり前、その先の操作力を目一杯向上させたのです。

雪代増水と濁りで厳しい状況。けど逆にこうなると魚の付き場は容易に判る。

流芯脇のたるみ、更に岩や壁やレイダウンが複合すれば、そこにピタリと張り付くのが春先のイワナって魚。

必要なのはそのピンへ撃った後、いかにそこからルアーを引かず、短い距離の中でアピールし、適正な姿勢を保ち、そしてバイトを待ち、居食いする魚を絡めとる事。

それを容易にこなせるブランシエラ48ULが、今年も綺麗なイワナのキャッチに繋げてくれました。

 

【タックルデータ】
ロッド:Beams blancsierra4.8UL(Fishman)
リール :カルカッタコンクエスト51S(SHIMANO)
ライン:オシアジガーMX PE0.6号(DUEL)
リーダー:船ハリス1.2号(DUEL)
ルアー:RX50MDS(レイチューン)、スピアヘッドリュウキ50S(Duo)
フィールド:新潟県
魚種:イワナ
アングラー:西村均

【着用アイテム】
帽子:アミュレットフィッシュ メッシュサンバイザー (オフィシャル通販限定カラー ベージュ)
https://fishman.shop-pro.jp/?pid=152506843

Beams blancsierra4.8UL


Beams blancsierra4.8UL製品ページはこちら
Beams blancsierra4.8UL関連記事はこちら