【どこで何使う?】Fishman渓流ロッド全5アイテム、テスター高木の機種別インプレッション

こんにちは、テスターの高木です。

GWが終わり、陽射しもいよいよ暑く初夏の気配がしてきましたね。今回はこれから迎える渓流の盛期に備えて、現在ラインナップされているFishmanの渓流ロッドについて、テスター高木なりにまとめてインプレしてみようと思います!

Beams blancsierra5.2UL(Fishman)

まず、「Beams blancsierra5.2UL」から。

今季から48ulも加わり、ラインナップが増えてきた今、このロッドの特徴として特筆すべきはバッド部に秘められたそのパワー!渓流プラグのピン打ち用に開発されたロッドなので、勿論繊細なティップを備えながらも、バッド部には大型のトラウトの引きを物ともしないパワーを備えています。ファイトの安心感はFishman渓流ロッドの中でも随一!北海道や東北など、大型のトラウトが狙える地域ではこのロッド一択では無いでしょうか?

ティップからベリーに掛けてはかなりしなやかな調子になっているので、ロッドにルアーの重みが乗せやすく、空気抵抗の大きい虫系ルアーがすごく投げやすくなっています。やや重めのルアーにも対応するので渓流でストロングな釣りを展開したい時はblancsierra52ulがオススメです!

均等継のJointer別注モデルはやや張りがあるので、より軽量ルアーを使いたい方はFishman通常のモデルが使い易いと思います。

Beams blancsierra3.9UL LIMITED(Fishman)

次に「Beams blancsierra3.9UL LIMITED」。

リミテッドと名前に冠し、“趣”にも拘ったこのロッドはグリップにウッド素材を採用しているのでとにかく格好良い!しかし、実はこのウッドグリップがコスメ以上に性能面で優れていて、重心が手元に集中する為、キャストやルアーのアクション時、ロッド操作が極めて軽快に行えます。使用感はまるで指揮棒を振るかの如く!

また、ティップ部にはグラス素材を配置しているので39という短いレングスながらもしっかりと軽量ルアーの重みを感じながらキャストが出来ます。勿論、このティップはフッキング後のバレ防止にも大きく寄与しています。

細く狭く、かつ浅い源流部でフローティングルアーをピン打ちし、渓流魚の当たりを絡めとるこのロッドは、山岳渓流を行くテスター高木にとって無くてはならない一本になっています。

Beams blancsierra4.8UL(Fishman)

続いて、「Beams blancsierra4.8UL」。

今季発売の新製品!比較的小規模の渓流が多く、魚も然程大きく無い四国で釣りを楽しむにはこのロッドがドンピシャ!最近の釣行では、殆どこのロッドがメインとして活躍してくれています。

48ulはこれまでのFishman渓流ロッドのラインナップとは異なり、ティップからバッドまでが素直に一律に曲がっていく調子。これにより、ロッド全体でルアーの重みを溜めて飛ばす事ができるので非常にキャストがしやすく、飛距離も出しやすいです。ティップ部にはしなやかながらもしっかりとしたハリが備わっているので、トゥイッチなどルアーをバシバシ動かして行く釣りをするならばこのロッドが一番使いやすいです。

3g程度のルアーから快適に使用でき、ヘビーシンキングのミノーのみならず、フローティングのミノーも扱い易いオールラウンダーなモデルなので渓流ベイトを始める一本目に選ぶならこのロッドが良いと思います。

Beams Xpan4.3LTS(Fishman)

そして、「Beams Xpan4.3LTS」。このロッドはblancsierraシリーズとは異なり、テレスコの仕様になっています。

源流域、ハードな藪漕ぎや高巻きが必要となる渓では必須の一本。仕舞寸法がなんと40cmと小さくなるので、釣り場に着くまではバッグなどに忍ばせておけば破損の心配はありません。

使用感としては、Fishman渓流ロッドのラインナップの中でもかなりライトな位置付けで、39ulと並ぶ繊細さを持ち合わせています。(39ulはベリー部までハリがあるので43ltsと比較するとかなりシャキッとした印象です。)

携行性を重視するならこれ以上のロッドは無いでしょう!

Beams LOWER6.2L(Fishman)

最後に、「Beams LOWER6.2L」。GoGofunfishingの北海道ロケで使用していたこのロッドは、本流や川幅の有る渓で本領を発揮します。

ティップには39ul同様グラス素材を配置し、5gクラスの小型ミノーからキャスト可能です。レングスを生かしてロングキャストし、手前の流れをかわして的確にトラウトの定位するレーンを流す事ができます。

ベリーからバッドにかけてはかなりハリがあるので掛けた魚を余裕を持っていなす事が可能!逆に、ティップ部はかなり繊細なのでトラウトのサイズを問わず引きを楽しむ事も出来、全国各地で必ず出番のあるロッドだと思います。本流域でも釣りに挑戦して見たい方にはオススメの一本です!

以上、いずれのロッドもFishmanらしくキャストがしやすく面白いロッドに仕上がっていますので、是非ベイトタックルで渓流釣りを楽しんでみてください!

【タックルデータ】
ロッド:Beams blancsierra5.2UL、Beams blancsierra3.9UL LIMITED、Beams blancsierra4.8UL、Beams Xpan4.3LTS、Beams LOWER6.2L、(Fishman)
フィールド:高知県他、国内渓流域
魚種:ヤマメ、アマゴ、イワナ、レインボートラウト他
アングラー:髙木響

Beams blancsierra5.2UL


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