【5つのポイントがキーとなる】タフコンディション時のスイムベイト攻略

こんにちは、高知テスターの髙木です。

いよいよ盛夏も近く水辺は生き物の気配で満ち満ちてきました。高活性のフィッシュイーター達が大量のベイトに突っ込むボイル祭り。夏の夜にはよく見る光景ですが、これを釣り上げるとなるとなかなか難しい…魚は居るのに釣れないと言う、なんとももどかしい気持ちにさせられます。

そんな時に有効なのが“ソフトスイムベイト”

特定のベイトに依存しきったフィッシュイーターをプラグで騙すのは至難の業。そんな時はソフトベイトのナチュラルな波動で誘ってやると、難攻不落のボイルも何とか攻略できることがあります。

こういうシーンで、僕がルアー選択をする上で意識している事が5つ。

①シルエットはベイトに合わせる事
ベイトの密度やフィッシュイーターのベイトへの依存度にも寄りますが、少しシルエットがズレているだけで当たりすらないと言う状況は多々あります。

②水押しの強いルアーを選ぶ事
基本的にボイルしている魚は高活性ですので、大量のベイトの中で目立たせるのは効果的なアプローチになってきます。
また、大型魚を狙って釣りをする事が多い高知ではタックルも相応に強くなります。強めのタックルを組んでもしっかり動いてくれるようなルアーを選んで使っています。

③スローに引けるルアーを選ぶ事
特にナイトゲームの場合、バイトゾーン長くルアーを置いておけるというのは大きなメリットになります。

④動きが安定しているルアーを選ぶ事
これは見切られないためには非常に重要な事で、巻きの速度変化やアクションを入れた時に不自然な動きをしないルアー、セッティングは非常に重要です。ソフトスイムベイトの場合、ネイルシンカーやフックサイズでウェイトバランスを調整して使う事が多いです。

⑤連続波動を出せるルアーを選ぶ事
これが見切らせない為にかなり重要な要素で、フィッシュイーターに追われたベイトは常にソワソワと落ち着かず動き回っています。この中で止まるというのはフィッシュイーターにとってはかなりの違和感になります。その点、ソフトスイムベイトはその柔らかさ故に常に水を受け、僅かでも常に波動が出続けているので動き続けるベイトフィッシュのイミテートができます。賢く執拗にルアーを観察をする大型魚のバイトを誘発する為に、動き続けるという事はかなり重要な要素であると考えています。

このソフトスイムベイトのパターンは夏のボイルパターン以外にも、フィッシュイーターが高活性なのにルアーを見切って口を使わないと言ったシチュエーションであればいつでも有効で、特にハイシーズンのメジャーポイントで魚がスレているなと感じる時に登板させると、思いがけずあっさりと結果を出してくれることがあります。

現在テスト中の85XXHは普段はビッグベイト、ジャイアントベイトがメインですが、ソフトスイムベイトクラスのキャスト感・操作感度も高め、しっかり使い切れる仕様に仕上げております。期待してお待ちください!

【タックルデータ】
ロッド:BRISTcomodo8.5XXHプロト(Fishman)
リール:カルカッタコンクエスト301(シマノ)
ルアー:コノヤロウ150(ブルーブルー)/マサウオ(一誠)
ライン:Fishmanプロトライン8号(Fishman)
リーダー:オーシャンレコード100lb(バリバス)
フィールド:高知県
魚種:シーバス
アングラー:髙木響

BRIST 85XXH

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