【川を撃つ!vol.2】ど真ん中!…なタックルチョイス

こんにちは! テスターの山田です!

さて、山田的秋のリバーシーバスの撃ち方、今回はvol.2です。

前回ご紹介したのはLOWER8.6Lを使用した「条件の良くない時の攻め方」でしたが(チョットマニアック過ぎましたかね…)今回は、ど真ん中!なタックルチョイスで。

この時期、普通〜大型ルアーを使用した釣りに使用するのは「BRIST VENDAVAL8.9M」。フィールド的には飛ばして60mくらいの射程圏のエリアでの使用が多いタックルです。ちなみに、コレより遠いポイントから探ってくる場合はもっとロングレングスの10.1Mを使用します。

理由は飛距離というよりは、遠投先でのラインメンディングのしやすさや、レンジコントロールの優位性です。

リバー=流れとなれば、使用するルアーはスネコン130SやWコーク130が先発。ラインシステムもPE1〜1.2にフロロ14〜16lbという山田としては驚愕の太さ。

干満差の乏しい北陸日本海側河川でビックチャンスを狙うとしたら、どうしても雨の力を借りる必要があります。山間部と河口が近い場所の河川では、比較的水深の浅い場合が多く、降ったら降ったでいきなり流速は3〜4ノットになる為にタックルはBRISTクラスのパワーがあるとランディングが楽になります。しかし、激流相手になる為にルアーコントロールの面を考えると、このくらいのライン号数がMAXかな?っと思うところではあります。(それでも細目)

また、流れの筋が一本くらいの場合は、反転流があったとしてもせいぜい1箇所。

ドリフトで厄介なのは手前に反転流がある場合、水面に浸けたラインが上流部へ持って行かれてルアーだけ下流へ行ってしまう状態。その時、正流と反転流の境目を軸としてルアーが横を向いてターンをしてしまうんですね。こうなると狙ったピンポイントでルアーの向きがイメージと異なる状態で入ってしまいます。コレを防ぐ為に、ラインを反転流から切る為にラインメンディングをする必要が出てくるんですが、この時にある程度長いロッドレングスが必要となる訳です。

この時期の目の肥えた大型シーバスを攻略するには、キチッとルアーヘッドを下流へ向けたナチュラルドリフトでアプローチしてあげたいので、ラインメンディングは小マメに行う必要があります。ポイントによっては、ワンキャスト中に何度もラインメンディングの必要があるでしょう。

それでもVENDAVAL8.9Mの適度なレングスと、高バランス設計による持ち重りの少なさは、度重なるラインメンディングでも、パワーロッドでありながら「高次元での快適なルアー操作を約束」してくれます。

そんなある日も山田はVENDAVALを携えて、増水によりチョット引くぐらいに豹変した河川へ向かうのです。

流れ。本当にシーバスフィシングをしていて「流れ」のあるポイントがある事の幸せよ…。即ち、北陸では年に数えるくらいしかない一大イベントに胸を膨らませて激流の河原に立つ。勝利の確信に自然と笑みが溢れる。

ドボ〜ン! ドボ〜ン! ゴババババ〜っ!! ウェ〜イ!!!

新月の河川で、夜通し繰り広げられる狂乱の演舞曲。側から見たらナント怪しい輩なのでしょうか。通報されるレベルの狂気のオーラが夜の河川を包み込みます。

さぁ、いよいよ待ちに待ったビックゲームの始まりです。

雨後の夜に湧く、黒衣の変質者。VENDAVALを満月に曲げよ!(逮捕、若しくは救助されない範囲で楽しんでおります)

【タックルデータ】
ロッド:BRIST VENDAVAL8.9M(Fishman)
リール:アンタレスDCMD XG(shimano)
ライン:スーパーファイヤーライン+1号(Berkeley)
リーダー: R18 FLUORO LTD14lb (Seaguar)
ルアー:Wコーク130(Fishman)/snecon130s (blueblue)
フィールド:福井県
魚種:シーバス
アングラー:山田 大輔

【使用アイテム】
ベスト:ゲームベスト(Fishman)
→https://www.fish-man.com/gamevest.html

BRIST VENDAVAL8.9M


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