(前編)中南米人気釣り物、ルースターフィッシュ、クベラスナッパー、ターポン、スヌーク、in コロンビア

ここ数年、南米コロンビア共和国へ淡水海水共に複数の釣行を組み込んできた、時にはアンデス山脈の中腹でサウスアメリカンシクリッドを狙ったり、オリノコデルタ地帯荒れ狂うオフロードを滑走路し大河リオオリノコに注ぐ秘境の川で巨大ピーコックバスやカショーロを追ったり、いつも刺激と新たな可能性を与え貰ってる。

釣行先は南米コロンビア共和国太平洋側


釣りの拠点であるコロンビア共和国 太平洋沿岸部のパナマ国境に近い秘境のロッジ。
水辺まで徒歩で30秒の好立地だ。


まぁ良く言えばロッジ…‥。悪く言えば隙間だらけの掘っ建て小屋だ。時々、毒グモ タランチュラが出没する。夜間は野犬に注意!


外観とは裏腹に程よく暖かいシャワー、蚊帳、扇風機と冷風機、水洗トイレ、洗面台、冷蔵庫、TV、ハンモック、食堂、安全なミネラルウォーターと氷、いつでも飲めるコーヒー、ランドリーサービス、バスタオルとシーツは毎日交換、日本と同じ規格の電気コンセントまで装備され不自由なく生活できるレベル。ここがアクセスの困難な秘境のロッジということを考えればこの上ない豪華さだ。

これまでも数度このロッジを訪れたが食事レベルがUPしていることに驚いた。更にはこの地で日本人によるボランティア活動が行われるようになりロッジスタッフは若干ながら日本語を話すようになっていた。

醤油とワサビが常備され釣りたての魚を使用した刺身が提供される。(サワラ、マグロ、カワハギ)


カルパッチョ。小腹が空いた時間帯を見計らって提供される、非常に良いサービスだ。

個性溢れる同行者



左から比較的まともなワタクシ北沢。年々ポンコツ具合に磨きがかかるベト君。ベルギーから超釣り好きでスケべなニコ。マルタ島から一流シェフのマルク。

酒も進み次第に明かされる個性⁉︎これからの日程に期待を持てそう⁉︎


赤塚ケンイチ氏は多数の試作品を持参して。
左手に持つのが発売を予定している大型ポッパーPUMP-KING190(パンプキン190mm)右手に持つのがBC4 8.3XXXH 4ピースモデルのベイトキャスティングロッド。その他にも試作品のPEラインやBC4-8.0Mなどを持ち込んだ。

日が落ちれば心地よい波の音だけが微かに響き安らぎと安心をまとった深い眠につけること間違いなし。

まぁまぁ遠いぞ!

日本の裏側に位置する秘境のロッジまでの経路と移動時間を日本から計算してみると、成田国際空港→メキシコ(乗り継ぎ)→コロンビアメデジン到着(フライトタイム22時間)→コロンビアメデジンホテル泊→翌朝メデジンより国内線→太平洋沿岸部の街→少し釣り→沿岸部のホテル泊→早朝、釣りしながらボートでロッジへ向かう→夕方パナマ国境近くのロッジ到着(ゴール)合計時間60時間程で拠点のロッジへ到着する。

本格的にオフショアフィッシングスタート


同地区最強と名高い釣り専用に設計された高スペックボートを走らせ釣り場へ急行する。


思い返せば2年前このボートをメデジンから山脈を抜けて3日かけて太平洋側の港町まで運搬し法定点検査を済ませ初出航まで付き合わされたのは良き思い出だ。
ここからは魚種別と実際に使用したフィッシングタックルにフォーカスして書いていこうと思う。
先ず最初は、

パシフィックジャッククレバル

パシフィックジャッククレバル

ジャッククレバルと聞くとカリブ海やアメリカ フロリダ湾などの名前を聞くことが多いが、ここコロビア太平洋側では比較的大きくなる種であるパシフィックジャッククレバルがメイン。

特に沿岸部付近に多い魚で1匹でも1度でも反応があれば近くに大量の群れが居る可能性大。平均サイズは8〜12kg、時々20kgを超える魚体もヒットする。

日本の南側海域に生息するジャイアントトレバリにそっくりなフィッシュフォルムだが同サイズ同ウェイトなら負けず劣らずのストロングファイターだ!ルアーへの反応もすごぶる良好!


パンプキン190に無限に襲いかかるシーンは圧巻!いずれ動画でお見せできるかも⁉︎


BC4 8.3XXXH+試作PEライン#8+ナイロンリーダー120LB+パンプキン190にてダブルヒット。

組み合わせるベイトリールに関しては、ワタクシ北沢はUSダイワ レクサHD401XG、おおよそのラインキャパシティはPEライン#8 150m#6 200m程度、ドラグ力は10kg殆ど出てるように思うが内部に水が回ってしまうとドラグ力が低下する点はちょっとアレだが使える範囲内。ブレーキ設定が楽チンでトラブルが少ない点は◎


一方、赤塚ケンイチ氏はUSシマノ トランクス500XGやアブガルシア MW60、シグラーリール SM (レベルワインダー無し)



常に誰かがファイトしてる状態が続く。


複数人同時ヒットする場面も!あまりに釣れるもんだから終盤はフック無しのパンプキン190で水面を割らせるだけに。


あえてライトなBC4 8.0Mで遊ばせてもらったりもしたが、ランディングまで時間はかかれど強引にファイトしても全く問題なく、負荷に応じて曲がりのピークポイントが移行する非常に面白い4ピースロッドだ。

パシフィックブラックスヌーク



スヌークは中央アメリカ界隈の太平洋側と大西洋側に全ての種が生息しているとされる。

太平洋に生息するスヌークの中で最も巨大化するのがパシフィックブラックスヌークであり今回のターゲットだ。

この魚引きの強さは日本に生息するシーバスの3〜4倍あるんじゃないかと思うほどだ!

とにかく良く走るし良く飛ぶ暴れん坊な魚だ。


口の周りが非常に薄く非常にバレやすい魚でもある。ジャンプ直後にポロリする事が多い。


圧倒的バイト数を稼ぎだしたゆっくり引けるシャッドテールタイプのルアー(15cm 40程度)とBC4-8.3XXXH+レクサHD401XGにて。
レベルワインダー付きのベイトリールと組み合わせれば30g〜40gも楽々キャスト出来てしまう。


剛竿 BC4-8.3XXXHをしならせるパワーを持つ。



時々ダブルヒットする場面も!
沢山生息しているがいつでも釣れるわけでは無く潮が動くタイミングでヒットが集中する。


サーフや河川の河口域がポイントとなるが圧倒的に魚影が濃いのは河口域付近。


BC4-8.0Mと40g程度のシンキングミノーにて。リーリングスピードは1秒1回転を目安に真っ直ぐゆっくり引いてくるのが無難な手法だ。


ベト君が釣り上げた今回の最大サイズ。
剛竿BC4-8.3XXXHが激しく曲がった。

釣行終了後スヌークについて調べてるうちにスヌーク全種最大最強の30kgを超えるアカメ並みの種が居ることが判明して無性にチャレンジしたい心境に侵されてしまった。


いつ何時もキャストし続けることでオフショアフィッシングでベイトタックルの有効な部分がより一層見えてきた⁉︎

前編おわり!

後編はルースターフィッシュ、クベラスナッパー、ターポン、カンパチ、キハダマグロ、その他の魚種が登場予定。

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