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BRIST MARINO10.6MHの3つの利点と”奇跡”のドラマフィッシュ

time 2020/12/29

今シーズンも無事オオニベチャレンジ、決戦のバトルフィールド宮崎サーフに立つことができたAUX久池井です。
※今回のタックルセッティングの詳細はこちら

2020オオニベチャレンジは終わらない。構想1年、タックルセッティングを突き詰める。(準備編)


 
 
しかしながらまだまだ経験の浅い私には、潮回りや潮位でニベが積極的に捕食するタイミングや法則性は掴めず…。
今後アングラーの数も増えていくことが予想され、ランガンしながらタイミングを絞ってのピンポイントの狙い撃ちは厳しいところ。
下見の中で最も良さそうだったポイントにて、ロッドを振り続けながら回遊待ちをするのが確率が高いと判断しました。
 
このポイントは単発ではありますが、近距離で中二べが連日HITしているので回遊ルートなのはまず間違いないはず…。
納得するポイントに立つため、連日夜開け前からサーフに入り、かじかむ指を温めながらキャストし続けます。

 
 
今年改めて見直したのが、トラブルレス性と飛距離を両立させるBRIST MARINO10.6MHの圧倒的なキャスタビリティです。
昨年はやみくもに飛距離を求めてブレーキ設定を攻め続け、ここぞという場面でバックラッシュを起こしてしまい、チャンスを逃すことがありました。

飛ばし屋がブレーキ設定を突き詰めれば、並のスピニングタックルを遥かに超え120mオーバーの遠投を可能にするロッドですが、今回の釣行では敢えて封印。(これはオオニベが比較的近い距離で食ってくることが多いということも理由にあります。)

1日振り続ける中で稀にキャストフォームが崩れたとしても、絶対にバックラッシュしない強めのブレーキ設定にしてなお、十分戦える飛距離(80~100m)をコンスタントに出せること
MARINOが他の追随を許さない利点の1つであり、「飛ばしたい!けど、絶対にバックラッシュさせたくない!」という、そんな相反する2つの欲望を叶えたい人にオススメなポイントです。
 
特に今回使いたかったフロントバランスや、サーフでよく使われる軽合金の回転、失速しやすいジグやプラグ。
これらをブレーキを効かせることによって、飛行姿勢を崩すことなく綺麗に飛ばすことが可能になり、結果的に広範囲を探ることにもつながりました。
 
 
そしてついに迎えたXデー、夜明け前にすでに志を同じくしたアングラーが並びます。

潮回りも良く海は凪いで気嵐が立ち、明らかに先日までと違う様相を見せる宮崎サーフ。

日が昇り始め、少しづつ体感温度が上がり始めたタイミングで2つ隣の方がメーターオーバーを2本キャッチ。
ランディングをお手伝いしながら情報収集。
それぞれジグとプラグでのHITとのこと。
HITゾーンはやはり底付近で、意外に遠かったとのことだったので、前回紹介した撃投ジグレベル40gを選択。
 
 
程なく、このチャレンジで2番目に待ち望んだターゲット グチ(イシモチ ) がHIT!
グチ(イシモチ )

オオニベのメインベイトであるこの魚が掛かると、いわゆるリーチ状態。
速やかにリリース後、フックを研ぎ直し再びキャスト。
 
 
キャスト~着底後、底から長めに約15回巻いてテンションフォールの繰り返し。
これは昨年SUPでのキャッチにて、底から10回以上巻いたところでのHITであったことによるもの。
レンジキープしつつもリトリーブを長くし、アピールする時間を稼ぐ狙いです。

狙い通り底から巻き始めて11回転で突如止まるハンドル。
重みをしっかり感じてから、これまでの全ての思いを込めたフッキング!

ついに…………来た!

先程のグチとは明らかに違う重量感。
マダイのようなロッドを激しく叩く突進。
間違いなくニベだと確信。
 
粘りに粘っての1本目。
昨年のように闇雲にファイトして、バラすのだけは絶対に繰り返したくないところ。

ドラグは魚の突進を失速させることができる強さに合わせ沖には走らせるが、他のアングラーがいる横には絶対走らせない!
開幕直後の大暴れをいなしたら、バットエンドを腹に当てギンバルポジションで魚との距離を詰めていきます。
 
 
磯からヒラスズキを抜き上げるためためにバットからベリーがかなり強い設計になっているMARINO。
ロッドの曲がりとポジションを維持しながらブレイクでラインを擦られることなく、パワーのあるリールでゴリ巻きします。
バラシや反転に繋がるポンピングを最小限に、魚を寄せられるパワーがあるのはベイトタックルの圧倒的なアドバンテージ。
 
魚が抵抗を始めたらブランクスの曲がりとパワーに乗せて2~3mで失速させ、諦めさせる。
よく走る魚を相手に、釣り人が密集したサーフでの安心感。
とくに掛けるサイズを選べないオオニベにおいて想定以上のモンスターを掛けた場合、MARINOのパワーは2つ目の利点になると考えています。

そしてついに波間に見えた魚体…波と並行に泳ぎ反転の機会を伺う相手をタメの効くパワーで波に乗せて、一気に引きずり出す。
 
「獲った!!!!!!」
 
ついに掴んだショアからの初ニベは、84cm。
グッドコンディションのナイスフィッシュ。
中ニベ

メーターを超えるオオニベではありませんでしたが、それでもショアから挑戦して1年…ついに届きました!
 
感極まりそうになる感情を必死に抑え、ランディングサポートに入ってくれた方に真っ先に感謝。
蘇生後、素早くサイズを測り、有難いことに別の方に素早く写真をとって頂き、無事リリースにも成功しました。
 
 
長時間ファイトして魚が回復不能なまで疲れる前にキャッチできるので、リリースが効きやすい。
これが今回感じたMARINOの3つ目の利点になります。

オオニベはよく『死ぬまで戦う、リリースが難しい魚』と言われる魚です。
理想としてはファイトで力を使い果たし、お腹が上になって浮いてくる前に勝負をつけられること。
SUPでのオオニベは10分のファイトでその状態になったので、目標としては5分以内。
 
メーターオーバーが獲りたいこの遠征において、出来ればリリースしたい中ニベ相手に身切れしないよう慎重に戦いつつも、5分以内で勝負をつけられたのは非常に大きなポイントでした。
キープした魚を即日冷蔵庫に入れられない遠征組には、リリース出来れば次のサイズアップのチャンスに繋がる点は、釣行全体を通して大きなアドバンテージになると考えます。
 
 
そしてここからが今回一番書きたかった、番外編のお話。
 
中二べのリリースが完了したところで程なく、近くで釣りをしていた女の子のロッドが激しく叩かれているのに気づきます。
周りを見るにパートナーの方と一緒に釣りをしてたみたいで、双方ともウェーダーなしで長靴、スニーカーとかなりライトなスタイル。
おマツリしても悪いし、おそらく取り込みの時に濡れるだろうから何か力になれればと、近くに行き話しかけてみます。

予想通り、掛けた彼女は釣りを始めたばかりで、パートナーに連れられてシーバスを1匹釣った経験しかないとのこと。パートナーの方もオオニベは挑戦し始めたばかり。

魚のパワーに腕の力も限界に近いみたいだったので、まずは「リールの前(フォアグリップ)を握ってみて。力を入れやすくなるよ。」と提案。
すぐに答えてくれるものの、すでに限界のようで中々ロッドが立てられない。ドラグは効いてますが出された以上のラインが巻けず魚との距離は開いていく…。
 
間違いなくドラマフィッシュ、どうにか彼女に獲ってもらいたい。
 
 
しばらく考えてふと思い出したのが、アブガルシアのヒデ林さんが144cmのオオニベを獲った時のファイトシーン。
ライン400mを引きずり出したモンスターとの死闘で同じく腕力が限界に達したため、身体ごと後ろに下がって魚を引き、前に戻って糸を巻く脚でファイトする方法。
 
「なるべくロッドを立てた状態で後ろにゆっくり下がって、魚が走ったら止まって。下がれたらテンションは抜かず、元の立ち位置に戻りながら巻いてみて。」
 
すぐさま実行してくれる彼女。
2m後ろに下がって、前に戻りながら糸を巻く。
しばらく繰り返しこれは行けると判断。
3m…5m…と徐々に下がる幅を増やしながらゆっくり距離を詰めていく。
 
 
「もう少し、あと少し!」と周りのアングラーで励ましながら、1時間以上の激闘の末、ついに波間に横たえた巨体。
 
やっぱりデカイ!120cmじゃ効かない!!
 
パートナーの方が濡れながらも無事ランディング!
 
 
125cm、15kgオーバーの正真正銘のモンスター。
自分で釣った魚ではないですが、150cmのFishmanワイドメジャーがよく似合う!
オオニベ

彼女によると、なんと釣り人生2本目の魚がこのモンスターとのことでした。
 
 
誰でもフィールドに立てば、メーター10kgオーバーにサーフから挑戦できる最高のルアーターゲット、オオニベ。
ロマン溢れる魚とドラマに立ち会えたことに感謝しつつ、この日私のオオニベに対する熱量はただただ熱くなるばかりでした。
 
 
【タックルデータ】
ロッド:BRIST MARINO 106MH(フィッシュマン)
リール:Z2020SHL BLACK LTD(ダイワ)
ライン:ピットブル4 #2号(シマノ)
リーダー:グランドマックスFX #8(シーガー)
ルアー:撃投ジグ レベル 40g

フィールド:宮崎県日向灘
アングラー:久池井 明

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