Fishmanロッドにベストマッチ!?『HRF PE スペシャル』の魅力!

リールを眺めてご飯3杯食べられる福岡AUX久池井が、推しに推してる今年発売のあのリール!
DAIWAが誇るロックフィッシュブランド”Hard Rock Fish”の名を冠する最新鋭機『20 HRF PEスペシャル』
 
HRF PE スペシャル
 
先代から受け継ぐ、見る角度によって”黒”から”赤”へと印象が変わる様は、まさしくFishmanロッドに合わせるために作られたかのようなデザイン。
初めて買ったベイトリールが先代HRF PEスペシャルということもあり、私にベイトリールのイロハを教えてくれたお師匠様的な存在で、個人的にも非常に思い入れのあるブランドです。
 
 
昨年まで使っていたのは同じくDAIWA モアザン PE TW。
 
シーバスをはじめとするソルトベイトリールのフラグシップ機で、非常に完成度が高く素晴らしいリールですが実売約5万円と中々のお値段…。
万人にはお勧めしにくい価格なのが唯一の欠点。
メインのスタイルが潮や砂を被りまくるSUPフィッシングということもあり、もう少し気兼ねなく使えるリーズナブルでコスパの高いリールが欲しいなと思っていたところでした。
 
そんな中、ドンピシャのタイミングとスペックで出てくれたのが、思い入れが半端ないHRF PEスペシャル!
そりゃ買っちゃいますよね(笑)。
 
 
 
●ベイトエギングで入魂!
購入後、真っ先に試したのはまさかのベイトエギング!
ちなみに私がベイトエギングリールに求めるスペックは以下の通り。
・エギをしゃくりやすい100mmロングハンドル
・ドラグサウンド←超重要
・滑らかなドラグ
・浅溝スプール
・10g~20gが最も投げやすいスプール径φ34mm
・PEラインで飛距離が出るよう設定されたブレーキ
・握り込みやすいコンパクト性
・軽量200g以下
・巻き取り80cm後半~90cm前半台
・できれば人にオススメしやすいミドル帯までの価格
 
と、浅溝スプール以外は網羅している充実スペックなら、そりゃヤっちゃいますよね(笑)。
スプールも5g以下の軽いルアーを投げるわけでなければ、PE下巻で十分対応可能。
 
イカ
 
ロックフィッシュだけに使うのはもったいない”ちょっとやり過ぎた感のあるオールマイティさ”はHRFの伝統ですが、さすがにキロオーバーのイカで入魂されるとはリールも思ってなかったでしょう(笑)

2020ベイトエギングはキロUpスタート!オススメしたいまさかのリールとその理由


 
 
 
●ボートゲームのSLJにロックフィッシュゲームでも活躍!
今年の夏、ハマりにハマったボートゲームのSLJでも大活躍!
研ぎ澄まされた細身の刀身を持つBeams LOWER7.3Lに、軽量でコンパクトなHRFを合わせるとスピニングタックル感覚の繊細な操作が可能に。
特にSLJでも人気のターゲット”イサキ”をバッチリ攻略してくれました。
 
イサキ
 
とにかくバレやすいイサキを、滑らかなドラグとしなやかなロッドの曲がりで、いなしにいなして獲れる!

超美味”イサキ”にベストマッチなFishmanロッドと3つの理由!SLJでのタックルセッティングも併せてご紹介!


夏だけでなく秋や冬もいるところにはいますので、まだまだ活躍してくれそうです。
 
アベレージでよく釣れる~4kgの青物や両型マダイも量産。
青物
青物 
パワーファイトもまだまだ余裕がありましたので、これからさら大きく、強くなるターゲットにどこまで対応できるかも、楽しみなところ。
マダイ
青物
 
あっ、忘れてましたがロックフィッシュも、もちろん釣れてます。
ロックフィッシュ
 
Fishmanスタッフ絶賛のスティーズA TWやモアザンPE TWに使用感がかなり近いので、各ロッド紹介ページのスタッフ推奨リールにそれらの記載があるロッドや用途には、特にオススメです。
 
 
●メリット・デメリット オススメのブレーキ設定
約半年使ってみて感じた、メリット・デメリットを並べるなら
 
メリット
・実売価格でスティーズAやモアザンの約半額からそれ以下。
・並べて使い比べないと、正直差が分からないくらい使用感が似てる。
・ドラグサウンドが大きめに設定されていて、ファイトがとにかくに気持ちいい。
・カタつきのない、剛性感のあるねじ止め式パーミングプレート。
 
デメリット
・汎用性が高いものの、ギア比がエクストラハイギアの一択のみ。
・選択できるスプールの種類が少ない→現状SVスプールなどの選択肢がない。
・ゼロアジャスター~スプール周りのベアリングが微妙にメンテしづらい。
・プラスチッキーなクラッチが若干チープ。
 
1日いじらずに投げ続けられるブレーキ設定のオススメは7、もしくは8。
モアザンやスティーズは6~4がしっくりくるので、この辺りはスピードシャフトの有無の差というところでしょうか。
 
 
今回挙げたデメリットも、裏を返せばリール選びでソルトベイトユーザーが迷う要素を、メーカー側が徹底的に潰していった結果とも取れる内容。
開発に関わった方の『迷うくらいなら、これ使え!』という強いメッセージをヒシヒシと感じます。
例えるならiPhone12やSEといったApple製品を思わせる出来といえば、わかりやすいでしょうか?
 
 
 
まとめるならば『ハイエンド機の実売価格の約半額からそれ以下で、モアザンやスティーズAの性能の80%~95%が味わえる“コスパぶっ壊れ機”
予算が許すならモアザンやスティーズももちろんオススメですが、浮いた2万円~3万円をルアーやライン、ロッドやギアに回して、釣り全体の満足度を上げるという選択肢も大いに”アリ”だと考えます。

タックル好きとしても、自信を持って多くの人にオススメできる1台です。使いこむと多分モアザンやスティーズも使ってみたくなる、いいリールだと思います。
 
 
逆もまた然りで、スティーズやモアザンを既に持っている人にも機会があったら是非、使ってみて貰いたいリールでもあります。
多分、結構ビックリすると思います。どっちも持っている私がそうでしたから(笑)。
 
 
 
【タックルデータ】
ロッド:Beams LOWER 7.3L(フィッシュマン)
リール:HRF PE スペシャル 8.1L-TW(ダイワ)
ライン:ピットブル4 #1.2号、#0.6号(シマノ)
リーダー:グランドマックスFX #5(シーガー)
ルアー:ナッツジグ60g(ブリス)+ジグブレードS(ガイドサービスセブン

    TGベイト(ダイワ )+ジグブレードS(ガイドサービスセブン)
    アスナロ3(ブリス)
エギ:エギ王K 3.5号(ヤマシタ)

フィールド:福岡県玄界灘、山口県響灘、長崎県壱岐島
遊漁船:ガイドサービスセブン、ドリーマーズ・ハイ、スイミー
アングラー:久池井 明