キャストの精度やルアーアクションに違いが出る「ラインの素材」

你好。日本の皆様こんにちは。台灣のRYOです。

今回、ご紹介させて頂くのは、キャストの精度やルアーアクションに違いが出る「ラインの素材」について。
特にブレイドライン(PE)についてご紹介させて頂きます。

一般的な使い分けですとラインの素材による使い分けは、好みや釣りのスタイルにより異なるかと思いますが、あくまでも私のケースでお話させて頂きます。
(※ 写真はガイドお客様のタックルを掲載)

例えば、私が使用しているBRISTシリーズ、BC4シリーズ。
私の場合は9割が、ブレイドライン(PE)を使用するのですが、同シリーズのロッドは、バックラッシュが少なく、ピンスポットへキャストが決まる。
長距離キャスト、ハイパワーなルアー操作が可能というのも性能の一つですが、その性能を最大限に引き出す事にも、ラインの素材が大きく関わってきます。

一般的にラインの素材で、伸びが少ない順番は、ブレイドライン(PE)、フロロカーボン、ナイロンの順番ですが、ラインの素材を選ぶ基準というは先にお話させて頂きました通り、釣りのスタイルにより変わります。

例えば、キャストの際はコントロール精度を上げたり、強くて速いロッドアクションを優先させるには、伸びの少ないブレイドライン(PE)がお勧めとなります。
BRISTやBC4の特性として、曲げる事により最大限にポテンシャルを引き出す事が可能なのと、各セクションの継箇所は曲がり方や曲がる負荷により、異なる仕事をする特殊なブランクスとなります。

通常ロッドは、キャスト・ロッドアクション・フッキング・リフトパワー・ランディングパワー等、曲がる負荷により役割分担がありますが、特にBRISTやBC4は、各継箇所が「負荷角度・負荷の力」の加重により、ロッドの曲がる箇所を自身で制御する事も可能です。

以上の内容も意識する事により、例えば同じルアーをLHのロッドで操作する際には、ライン素材の伸び率により、異なる動き方をします。
具体的なロッド操作ですと、同じ動作を繰り返すようなリフト&フォールも当然伸びの少ないブレイドライン(PE)で操作すると、よりロッド操作の少ない動作で、クイックな操作方法が可能ですし、対照的な比較的に伸びるナイロンラインですと、緩かな大きなストロークのロッド操作となります。
ですので、魚が強くて速い動きに反応する場合には、伸び率の少ないラインを選ぶ事により、魚の反応に合った使い方が可能となります。

また、伸び率の少ないラインを使う事により、その分の力もロッドに伝える事が可能となりますので、少ない力でロッドを最大限まで曲げる事が可能となります。
キャスト時の、テイクバック〜リリースという動作もしっかりロッドが曲げる事により、ロッドがブレずにキャストが決まるので、よりピンスポットへキャストも可能ですし、コンパクトでハイスピードなキャストが可能となります。

魚を寄せるファイトの際にも、ラインの伸び率が少ない場合には、ロッドに魚の重みをしっかり乗せる事も可能となります。
ロッドグリップに近い竿の根元に魚の重みを乗せるようにロッドを曲げる事により、ファイトタイムの短縮や根に潜られるという事も止める事も可能となります。

伸び率が少ない事は良い事しか無いように思えますが、ブレイドライン(PE)にもメリット・デメリットがあり、性質上浮力が高く、キャストの際には風の影響を受けたり、ルアーが動き過ぎたり、ラインの弛みを使ったスローなリズムのリフト&フォールには不向きとなります。
ナイロンやフロロカーボンにもメリット・デメリットがありますが、また次回詳しくご紹介させて頂きたいと思います。

今回難しいご説明となりましたが、ロッドもルアーも大切ですが、ラインの素材を使い分ける事も意識すると、また釣りの幅が広がるかもしれません。

※ Fishmanロッドに共通しているのが怖がらずに「曲げること」。
とにかくロッドを十分に曲げる事で、本来の性能を引き出す事が出来ます。
曲げる事が出来れば、あとはロッドが勝手に仕事をしてくれます♬

台灣からRYOがお届けさせて頂きました。
世界中でFishman‼︎
それでは失礼致します。

Taiwan
Barramundi
Rod : BC4 / 5.10MXH
Angler : RYO