今回World testerのRYOがご紹介するのは、オフシーズンにもお勧めなリールメンテナンス編。オイルの使い分けとは!?NO.1

你好!!日本の皆様こんにちは!!
World tester台湾のRYOです。
今回ご紹介させて頂くのは、ベイトリールのメンテナンスです。
※イメージ写真につきご了承くださいませ。

釣りが大好きな方にはシーズンオフという言葉は無いかと思いますが、魚が釣りにくくなる寒い冬のシーズンには釣り道具のメンテナンスにも時間を使ってみるのはいかがでしょうか?

基本的なベイトリールのメンテナンスは、ベアリングやスプールシャフト周辺の掃除、ベアリングやスプールシャフトへ注油するのが定番かと思います。
こだわる方はベアリングの油分や汚れを脱脂して、粘度の違うオイルを使い分けたりして、こだわりの社外オイルを使用したりしますね。

基本的に機械が苦手な方は、下手に分解せずにギアのゴロツキや全体的にメンテナンスやオーバーホールをする場合には、迷わずメーカーさんへ修理依頼をする事をお勧め致します。
下手に分解してパーツを無くしてしまったり、破損に繋がる恐れがありますので要注意です。分解に慣れない頃に多発する「あるある」は、小さなビスを無くしてしまったり、何故か余る小さな部品ですね(笑)

チューニングの基本は、社外品オイルへの交換。
次のステップとして、社外品ボールベアリングへの交換が一般的です。
この2セットのチューニングだけでも効果は絶大で、まるで同じリールとは思えない効果を体感できるはずです。
ベアリングの交換やベアリングの種類による違いについては、また次回詳しくご紹介させて頂きます。

自分で分解までするよ!!という方は、全て分解して、更にメインギアやピニオンギアに付着した古い油分やギア摩耗の鉄粉を除去したりと、好みのグリスをギアに付けたりしていますね。

このように分解メンテナンスのオーバーホールをした際には、更に社外品のボールベアリングや強化ドラグワッシャー、カーボンハンドルに交換したりと、自分専用のリールを仕上げていくのもベイトリールの楽しみの一つかと思います。

私の場合も、普段のメンテナンスは掃除やベアリングへの注油程度ですが、数日間の連続釣行となる海外遠征から帰った後は、必ず分解してオーバーホールしております。
ベイトリールの心臓部とも呼べる大切なパーツの一つにメインギアとピニオンギアがありますが、どうしても金属のギアは摩耗という現象が発生してしまいますので、例え釣行回数が少なくとも大きな魚や強い魚を相手にする場合には、通常の使用よりも酷使されてしまうのでギアの消耗が早くなります。
もし、お使いのベイトリールの巻き心地に違和感を感じた場合は、このメインギアとピニオンギアを疑うべきかもしれません。

パーツ交換するまでのチューニングは出来ない。という方は、社外品のオイルやグリスを使い分けるだけでも、飛距離や巻き心地は簡単に上げる事が可能になります。
チューニングオイルとは何かを簡単にご説明させて頂きますと、軽量ルアーに適したスプール専用オイル、高回転に適した低粘度オイル、重量系に特化した高粘度オイル等、ベアリングや用途に合わせて色々な種類があります。

オイルの大きな違いは、粘度質の増減で使い分ける事になりますが、簡単に言うと回転速度によるベアリングの回り方、ベアリング内部へのオイルの喰いつき(保有力)の違いとなります。
具体的に言うとチューニングオイルの定番で、軽い力でロングキャストしたり、軽量ルアーを簡単に飛ばす効果が得られるのは、サラサラとした液体のような低粘度質のオイルです。
主な効果は、上記のように少ない力での高回転への立ち上りの速さです。
注意点は、低粘度オイルはベアリング内部の保有力が弱く、高回転域になるとベアリングからオイルが飛び散りやすくなり、すぐにオイル切れとなったり、高温の環境にも弱くなります。
当然のように苦手な部分もありますので、こまめにオイルを注油する必要があります。
このように扱い方を間違うと、最悪はオイル切れを起こして異音がしたり、ベアリングの焼きつきや破損に繋がります。
少し大袈裟にご説明してしまいましたが、オイルとはベアリングとの相性や扱うルアーの重量や環境によっても効果は様々ですので、決して万能ではありません。
ベアリングやオイルにしても、あくまでも純正品は長く安定した性能を維持する設計がされていますので、オイル一つにしても社外品のオイルを使用すると性能や効果の違いが出てしまいます。

少し分かりにくご説明となってしまいましたが、このようにオイルだけでも飛距離や巻き心地は大きく変化しますので、もしパーツ交換せずに手軽にチューニングしたい方には社外品の様々なオイルを使用してお試し頂く事をお勧め致します。

長くなってしまいましたので今回はこの辺にして、次回は更にマニアックなチューニング方法で、私がハイレブチューンと呼んでいる改造方法をご紹介させて頂きます。

台湾からRYOがお届けさせて頂きました。
世界中でFishman!!
それでは失礼致します。

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