北海道の極寒期に大会参戦を通して使用したFishmanロングベイト3機種の使い分けについて。

こんにちは。北海道の霜上です。
昨年12月から3月まで北海道島牧村において開催されるロングラン大会「あめますダービー2019」に参加しました。
残念ながら対象魚の海アメマス(降海型のアメマス)の登録とはなりませんでしたが、極寒期、爆風向かい風、荒波、暴風雪、氷点下の引き締まり凛とした空気…今後の私の釣りにおいて収穫の多い4ヶ月でした。
そこでこの期間中に使用したロッド3機種で、海アメマス、海サクラマスを狙う上での使い分けを書いていきたいと思います。

まずはFishmanの元祖長距離砲、BRISTVENDAVAL8.9Mです。
VENDAVALに関しては、このロッドを使用して全国で多数のモンスターフィッシュを手にされている方も多いと思います。
北海道においてもものすごく重宝するレングスとパワーで、海アメマスにおいてもベイトでやるならまずはこれでしょう!と言える機種です。
ベンダバールでは30~40gのメタルジグ、2~30gのジグミノーのスイミングやワンピッチジャークなどの時に使用しました。
天候にもよりますが、メタルジグ、ジグミノーですと50~90mの遠投となるので、ミノーで届かない範囲を狙う際に使いました。
向かい風の中でライトジグを遠投するのには、ベンダが一番使いやすかったです。

次に昨年発売されたミノーにおける長距離砲、BeamsCRAWLA 9.2L+です。
クローラ9.2L+は手前50mまでを12~14cmのシンキングミノーで狙う時に使いました。
また、20~30gまでであればキャストも快適なので、大半の期間をこのロッドで釣り歩きました。
ミノーのジャーキング中に一度大きなバイトとともにフッキングまで持ち込んだのですが手前でフックアウト…という新参者への洗礼も経験しました。
今大会において思い出深いロッドです。
Beamsの名を冠しているだけあって、魚を掛けるとバット近くから曲がるのでとても楽しかったです。
比較的穏やかな天候の日は必ずCRAWLAを選択、使用頻度が高かかったので、これからの釣りにおいてかなり主力になると思います。

最後に新機種BRISTMARINO10.6MHです。
これはプロトを送っていただき、後半戦の魚が遠くなった時期から導入しました。
50~70gのメタルジグのキャストではものすごい勢いで飛んで行き、飛距離も余裕のVENDAVAL超えです。
ロングレングスなので遠くに飛ばしたルアーを動かす事もでき、最終日前日に大会中で一番多い4バイトを取ることが出来ましたが、キャッチ出来たのはホッケ一尾でした。
この魚はかなり遠くで掛けたので、やり取りをじっくり楽しむことが出来ました。
全体的に張りのある印象ですが、魚がかかるとしっかりロッド全体で受け止めてるFishmanのDNAが感じられました。
これがさらに大きなアメマスだったらとても楽しいだろうなぁ…と強く感じました。
キャスト動画を撮ったのですが、テイクバックからリリース後のロッドの鞭のようなしなりはこれぞFishman!と言える仕上がりです。

今回、ルアーウェイトと天候によって3機種を使い分けました。
その中で海アメマス海サクラマスを狙うのであれば、VENDAVALとCRAWLA 9.2L+かな?と感じました。
ショアジギングによる青物、フラットフィッシュ狙いだとMARINO106MHでしょう。
海アメマス海サクラマスでは30~40gのメタルジグ、12~14cmのシンキングミノーのステディーリトリーブによるスイミングがメインになります。
遠くに飛ばしたいのであればVENDAVAL、ミノーイング中心であればCRAWLA…こんな感じです。

皆さんのフィールドにマッチする一本を選ぶ参考になれば幸いです。
ではこれからの季節はアメマスからサクラマスにターゲットをシフトし、また日本海に向かってキープキャストしてきます。

ホッケ

Hokkaido Japan
RodImpression
Rod:BRISTVENDAVAL8.9M
   BRISTMARINO10.6MH
   BeamsCRAWLA9.2L+
Angler:RyoShimogami
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