一本の魚との対話の時間を大切にしたいと言う思いで、モダレイトで柔らかいナナロクを引っ張り出して来ました

Fishmanテスターの上宮です。
ちょー久しぶりにナナロク振ってみました。
ここ最近メインロッドにしていたのはRIPROUT。
レングスこそたったの2インチ違いですが、ターゲットにしている魚のサイズもちょっと違います。
残念ながら、現在のわたしのホーム肝属川はあまり大型のシーバスは出ない。
それならば!と、一本の魚との対話の時間を大切にしたいと言う思いで、モダレイトで柔らかいナナロクを引っ張り出して来ました。

開始早々、BlueBlue Bloowin!! 80Sを瀬の中でジャークさせると、元気のいい70クラスのシーバスがヒット!
流れに乗ったシーバスはヒット直後から猛烈に瀬を下ります。
ドラグ設定は、最初から1kg程度。
ラインはずるずる引き出されて行きますが、ナナロクはバットからフルムーン状態。
不思議な事に興奮状態のシーバスも「おや?」みたいな感じで走りが止まる。
チリチリとドラグを少しだけ絞め、ポンピングしないでリトリーブで寄せると、軽い首振りはあるものの、簡単に寄ってしまう。
魚は目と鼻の先!
異変に気付き暴れるも時既に遅し!
一気にズリ揚げ成功!
充分食えてる丸々としたファイターでした。

そして、フッコサイズを追加しながら中流に下り、わたしが現在個人的に製作中のペンシルベイトのタイイングアイの位置調整しつつ、テトラ際を撃っていると、足下で突然水面が割れました!
しかもデカイ!
テトラに擦られながら竿を魚に向け、クラッチをoff。
好きに走らせます。
竿がRIPROUTだったら、逆に竿を立てて強いバットを利かせて一気に勝負を決めてしまいますが、今日はナナロク。
ランカー相手では主導権は握れません。
でも、ある程度走られたところで、魚がテトラから離れて沖に向きを変えました。
チャンスです!
ある程度のラインテンションを掛け、テトラから少し離れたところで徐々に体力を奪います。
最後は、テトラの上に浮かせてハンドランディング。
なんと、久しぶりの90超え!
ナナロク使ってる時に限って、こんなのが食っちゃうのが不思議なんですが、何故か以前から妙に持ってる竿なんですよね(笑)
冷や汗タラタラでした。
ナナロクでのモンスター狙いは心臓に悪いので止めましょう!
ただ、こんな魚もなんとか捕れちゃうんですよね。
現在開発中のナナロクの後継機、Beams 73Lも心臓に悪い竿になるんでしょうか?
楽しみですが、寿命が縮みそうですね(笑)

Kagoshima Japan
Seabass
Rod :Beams 7.6L
Angler :Noriyuki kanmiya