Fishman公式ブログ

ベイトロッドに求めたのは圧倒的なアキュラシーと遠投性能。

どっちのテーパー?

time 2019/09/25

こんにちは!テスターの山田です!
今回はロッドの調子(テーパー)と言うお話を初心者の方々へ向けてしてみたいと思います。

テーパーと言ってもカーボンの焼き方や材質の組み合わせ、レジン(接着剤)、圧着加減などの組み合わせによって変わります。
加えてロッドパワーによってもその感じ方は変わるのですが、簡単に、本当に簡単に言ってしまうと、ロッドの曲がり(テーパー)具合には『先(ティップ)が柔らかく、根元の硬いファーストテーパー』と、『真ん中(ミッド)から根元(バット)まで綺麗な円を描きながら曲がるスローテーパー』、『リールからロッドティップ間の丁度真ん中辺りでベンドの頂点が有る様なタイプのレギュラーテーパー』があります。
今回は両極端にファーストと、スローでお話をしていきます。

さて、この2つにはどのような違いがあるのか。
ティップが良く曲がるファーストテーパーロッドのメリットは、ミッド~バットセクションに張りがあるのでルアーを動かす釣りの操作性や感度と言ったモノが良いタイプ。
バイトの瞬間ロッドティップが魚の反転に瞬時に対応して曲がる為に、ショートバイトを積極的に掛けて行く釣りに向いています。
ピンへ撃ち込む釣りにも向いています。

デメリットとしては軽いルアーは投げやすいのですが、キャスト時には若干のコツが必要になるのもこのタイプ。
何故かというと、重目のルアーではティップが極端に曲がりすぎてしまう為に、キャストのリリースポイントが狭くなるのでシビアになるからです。
なのでルアーウエイトに応じて、垂らしの長さやキャスト方法を変える必要があります。
バットセクションの張りが強い為に遠距離のショートバイトを掛けたり、ストラクチャーから魚を強引に引き剥がす釣りに威力を発揮しますが、張りが強いと言うのは近距離でフッキングポイントへの衝撃も増す為に、ランディングに神経を使う必要がありますね。
ラインスラックの出るドリフトや、軽量ミノーのトゥイッチの釣り。ジグ単や、テキサス、ダウンショットでの使用感は抜群。
私の所有しているFishmanロッドではBeams XPan4.3LTS、Beams inte7.9UL、Beams CRAWLA8.3L+、BRIST MARINOシリーズがこのテーパー寄りになります。

スローテーパーロッドは、バットからシッカリと曲がる為に魚がルアーを持って行ってからシッカリ合わせると言った、俗に言う”乗せる釣り”に向いています。
キャストトラブルも少なく、幅広いルアーウエイトに対応出来るし、何よりも投げていて楽しいのはこのスローテーパー。
感度の面、ドピンへのアキュラシー性能はファーストテーパーには負けますが、コレはロッドの硬さやラインスラックの出し方で変わるし、感覚的に直ぐに慣れるもの。
リリースポイントも広い為に、トラブルも少ないので初心者でも使いやすいのです。
同じパワー表記でも、ファーストテーパーロッドと比べると柔らかく感じるかも知れません。

しかも突然のモンスターサイズでもバットから柔軟にファイトの衝撃を吸収してくれるので魚が暴れづらい。
バラシも減り、私のようなライトライン使いでもラインブレイクの心配が減ります。
スローに誘う釣りに使用する事が多いですが、カウンターバイトが起こるバイブレーションなどの巻物や、トップウォーターの釣りにもこのテーパーが良いかと思います。
気をつけたいのはキャスト時バックスイングの振り幅が大きくなる為に、後方確認はファーストテーパーロッドよりもシッカリと行いたいですね。
所有するFishmanロッドでは、Beams LOWER7.3L、Beams CRAWLA9.2L+、BRIST VENDAVAL8.9Mなどがこのテーパーに近くなります。

VENDAVALはこの中でもミッド寄りかな?
レングスの違いもありますが同じパワー表記のMARINO8.0MHと比べてみると、ミッド~バットセクションが綺麗に曲がります。

最近個人的にハマってるのがBeams LOWER8.6Lと言うテストモデルなのですが、ライトウエイトからミドルクラスのルアーを使った比較的スローな釣りで大活躍してくれています。



このロッドは気持ちの良いスローテーパーのロッドとなっていますが、やはりまだプロトと言う事もありますので改良を感じる点も多いです。
更に煮詰めると非常に汎用性の高いモデルになる為に「1本持ってると、人生がより楽しくなる!」そんな素敵なロッドになる予感がします。


ロッド。
一口でその世界は語り切れる事は出来ないのですが、ロッド1本の性格は様々。
どのテーパーでも、ロッドのどの部分から曲がるのか?その硬さは?と様々です。
Fishmanロッドでも何本も何本もテストを繰り返し、試行錯誤を繰り返して微調整をして行くのですがその作業の細かさと言ったら本当に根気の要る作業です。
「こんなもんで良いか~」では済まない。
終わりの見え無い作業と言う事ですね。

豆知識的な事ですが、軽いロッドと言うのはカーボンの巻が薄いか、焼きが深くカリカリになった素材を使っていると言う場合が多いです。
カリカリだと張りが出る為に感度も上がり、軽量に仕上げる事が出来ますが、カリカリな故に折れやすい。。。と。
Fishmanロッドは焼きが浅い為に自重は増しますが、粘り越しで折れづらいと言う仕上がりになります。
したがって、他社様の同レングスのモデルより重いと思います。
モデルによっては、わざわざバランサーを組み込んでいるモデルもあります。

しかし、ロッドとは折れてしまっては何にもならなく、使用感が良いとは結局のところリールを付けた時のバランスなのです。
軽量ロッドが良い(様な)風潮にあるように思えますが、ロッドとは一概にカタログスペックだけでは解らないものなのです。

今回は本当にザックリとテーパーと言う事についてお話しさせて頂きましたが、やはりロッドは実際に触ってみるのが1番です。
各地で行なっている試投会や、展示会、取扱店で触ってみるのが一番だと思いますが、Fishmanロッドはなかなか見つからないのも事実でして。。。(すみませんです)

この記事で大体のイメージを持って頂き、御自分の釣りへ当てはめてロッドセレクトして頂ければと思います。

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