価値ある出会いを求め夢を追いかける、アカメ121cm!

こんにちは広島の山﨑です。
今回はフィッシングショーin四国へ参加するため高知県へ。
大好きな高知県に行ける!という事で、もちろん竿を持って行く事に。
しかし3月の高知県は初めて。一体何がベイトなのかも状況もさっぱり分からない。
選んだロッドはBRISTcomodo6.10XH。
アカメ遠征に一本だけ持って行くとなると、comodo6.10XHがおススメです。
何故かと言うとアカメで使うことの多い30g~6ozまでが扱えるから!
それでいてパワーも申し分なく、アカメの120オーバーがかかっても戦うことができる優れ物。

前日に準備を済ませて就寝…。
気合い充分だったのですが…まさかの大寝坊(笑)
寝坊したことにより干潮前後を打つことが不可能となり、込みの中途半端な時間しかできない…。
寝ずにオールでフィッシングショーに行けば満潮前後もできるが…。
この時期にそこまで無理する必要があるのか…(笑)

3月のアカメは最も難しいオフシーズンでの釣りとなる時期。
潮回りは長潮~若潮とあまりよろしくない潮回り…。
こりゃホゲ確定だな…と思いつつも1人で浦戸湾を1周し片っ端からポイント調査。

流石オフシーズンの込み、夏はあんなにアングラーで溢れてるのに誰もいない。
ありとあらゆる場所を見て回った結果、どうやら全体的にマイクロベイトパターンが多い。
マイクロに狂ったセイゴやチビアカメが多数いる模様。

が、しかし狙っているのはそれらではないためスルー。
夏と違いアカメの姿が全然見られない…。
港湾エリアと河川エリアを見比べると、どうやら河川のほうが良さそうな感じ。
しかし河川も片方の河川は丁度僕が高知入りした日くらいから田んぼの水か何かで白濁りしたみたいで、どうやらそれがよろしくない感じ。
温排水エリアもどうもよろしくない。

そこでエリアを変え、この時期はよくないと言われている某河川もチェック。
今年は水温が比較的高いので広島と同じならばこっちでもいけるのではと推測。
固定概念は良くない、自分の目で見て確認するのが1番大切!

ライトで照らしてみると特大級のアカメを発見!
しかもパッと見た感じフィーディングに入っている模様。
(尻尾を上にして頭を下げてる個体は基本的にほぼ食ってきません)
しかもコノシロか何からしきベイトも発見!
これは怪しい。。。
しかもこれだけ良くないと思われてるエリアなら他の人もほとんど攻めてないのでは…てことはスレてない可能性が…!?

照らしてしまったので、場休めのため他の河川も見て回り最後に先ほどのポイントへ。
夏ならばここは超有名ポイント。(見えるのに食わないとれないで有名(笑))
タイミングは満潮後1時間半といったところだろうか。
時刻はもうすぐ朝。
本当は朝からのフィッシングショーに向けて少し仮眠する予定だったが、これはやるしかない!

まず最初に投げたのはマサウオ。イナやコノシロの時に強いルアー。
2投ほど投げるも反応がないので次はビビットクルーズをチョイス。
こっちのほうがロールが少し強い。
これを投げてダメなら帰って寝よう…。
明暗部をトレースしブレイクの際に差しかかろうとしたその時。

ガツガツン!!ズギャギャギャギャーーー!!

まさかの本当に食った!!!!
HITと同時に強烈なファーストランをかまされ、あっという間に橋脚を抜け下流側で強烈なエラ洗い!
アカメだ!しかもデカいぞこれは!!

橋脚がたくさんあるこのポイント。
実はかけてからがものすごく大変なポイント。
この立ち位置ではまずい!と瞬時に判断し上流側へと自らが走って、縦のラインで引き剥がす作戦に。

無理をせずcomodoの粘りを生かし、橋の下流側から上流側へと引きずり出す。
強めに設定したドラグだが、みるみるうちにラインを出されていく。
止めたい衝動にかられるがここで無理をするとバレるか切られる可能性が高くなる。
慎重に…慎重に…しっかりと竿に粘らせついに橋脚を抜けた!!!

オープンエリアへ引きずりだしたらこっちのもん!
ドラグを緩め後はひたすらに走らせる!
ド派手なジャンプをする個体は特大級!!
寄せては出されを繰り返し腕はパンパンに!!!
途中でフックが外れる感触がありヒヤヒヤしたもののまだ魚はかかっている。
目の前まで寄せた時何度か無理にキャッチに持ち込もうかと思ったが、
この絶望的な状況でHITした特大級のアカメ。
さらにフィッシングショー四国の当日の朝というタイミング。
これはバラす訳にはいかない!!!

15分くらい格闘をし、流石にだいぶ弱ってきたので勝負をかけることに。
足元まで寄せたアカメのその分厚いアゴにオーシャングリップをかけた。。。
とった。。。。。

やっちまった…。

サイズのほうはなんと121cm!

重さは30kgくらいだろうか。
思わずガッツポーズをしてしまう。

ビビットクルーズは粉砕し、貫通ワイヤーは千切れ、フロントフックが吹き飛ばされていた。
あの外れた感触はルアーを破壊されていたのだ…危なかった…。

釣り上げてからベイトを5、6匹吐くほどよく餌を食べたコンディションのいい個体。
吐き出したベイトはクロサギと呼ばれる魚。

この竿だからとか言うのはあまり好きではないのだが、comodoの粘りとパワーに今回はかなり助けられた。
極めて取りにくいエリアでの120オーバーの捕獲は自分の自信へと繋がった。

この時期にこの場所でこのサイズと三拍子で嬉しかった今回のアカメ釣行。
もうほんと感無量。
こんな化け物みたいなのが都市部を流れる河川で釣れちゃう高知県のポテンシャルの高さ。
一日中竿を振り続け、それでもアタリすらない事も多々あるこの釣り。
だからこそこの魚に出会えた時の感動は一言では語れない。
価値ある出会いを求め夢を追いかける。
アカメ釣りの魅力はそこにあると思う。



Kochi Japan
LatesJaponicus
Rod:BRISTcomodo6.10XH
Angler:ToshinoriYamasaki
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